■浄化槽工事はどうやって行われるか

◆着工前

設置場所の確認、測量、浄化槽の搬入経路・方法の確認、掘削機等重機使用の可否の判断等を行います。

 

掘削工事

パワーシャベル等の掘削機や手掘りで浄化槽設置個所の掘削を行います。この時地盤強度が不十分な場合には矢板等による土留めをし、地下水が湧出する場合には水中ポンプを設置して外部へ排水します。

 

◆底版コンクリート工事

浄化槽を設置するための底版コンクリートを作ります。まず掘削した地表面に砕石を敷きつめ、それを転圧、つき固めします。そのあと型枠を組み、配筋します。そして型枠内にコンクリートを流し込み、その表面を均し、水平にします。

◆浄化槽本体の設置

底版コンクリートが固まった後、浄化槽本体をフォークシャベル等で吊り下げて底版コンクリート上に設置します。この後浄化槽の水平度を再確認・調整します。

◆浄化槽への水張り

この後の工事や雨天等による浄化槽の移動を防ぐために浄化槽内に水を入れます。

◆埋め戻し工事 その1

矢板等による土留め材を使用した場合にはそれを除去し、その後浄化槽のまわりに土砂を埋めます。その埋戻しの高さは汚水の流入管と放出管の少し下ぐらいとします。

この時埋め戻した土砂がしっかり締まるように水締めします。

◆配管接続工事

汚水の流入管や処理水の放出管を浄化槽へ接続します。そして接触ばっ気槽用の空気管を取り付けます。

 

◆埋め戻し工事その2

同様に浄化槽周りに土砂を埋め込みます。

◆表面コンクリート工事

浄化槽の周りの上部コンクリートの層を作ります。内容は3.3項と同じで、砕石散布、転圧、型枠、配筋、コンクリートの打設です。表面の高さは、マンホールの上面に合わせます。

◆空気ブロアー設置工事

接触ばっ気槽に空気を送るブロアーの設置を行います。その後3.7項で設置した接触ばっ気槽からの空気配管をブロアーに繋ぎます。そして電気配線工事と接地工事を行います。

■浄化槽工事で気を付けること

補助金制度

浄化槽を新しく設置する者は、着工前に設置地の市町村長等に申請書を提出すれば補助金を受けることができます。その支給額は市町村、浄化槽の大きさ等によって異なります。

浄化槽工事時の必要な法的手続き

浄化槽を設置する者は、“浄化槽設置届出書”を、また、それを使用した場合には “浄化槽使用開始報告書”を市町村長等に提出しなければなりません。

◆浄化槽工事業者

浄化槽工事を行うには設置地の都道府知事の登録を受けている工事業者でなければなりません。

 

浄化槽工事の監督

浄化槽工事を行う時は、“浄化槽設備士”の国家資格を持った者が工事監督に当たらなければなりません。